サッカー小僧の蹴りっぱなしBLOG

主にトリニータについて書きます。

2021年 大分トリニータ アウォーズ

f:id:blue_rose_man:20211223160208p:plain

パフォーマンス王

下田 北斗

1人突出したフォーマンスを一年を通して披露。
彼が大分にくる前から存在は知っていて、いざ大分にくると知った時は凄い良い選手がくると心が躍った。
そして、シーズンを通して彼のプレーを見ると…これほどまでに素晴らしい選手なのかと脱帽。
技術、頭脳の面は素晴らしいものを持っており、凄いなと思っていたが、何より驚いたのがメンタルや魂の面でめちゃくちゃにアツい男で戦える男だったこと。

一見、物静かでクールな感じだが、試合中は味方を鼓舞し、試合後の挨拶は先頭に立ち挨拶するし、悔し泣きもするし、天皇杯決勝ではキックオフ前にゴール裏のサポーターに向かって握り拳を上げて鼓舞するし…こういうメンタルも最高すぎる。
こういう姿勢と高いスキル、多くの試合に出場した実績から体のケア、これらの部分からも日頃から、高い基準を持って練習しているんだなと感じた。
彼がいない今シーズンは考えられなかった。
一杯奢りたい!!!

f:id:blue_rose_man:20211223160316p:plain

効率的パフォーマンス王

野村 直輝

2年連続の受賞。(2020年 大分トリニータ アウォーズ - サッカー小僧の蹴りっぱなしBLOG)
試合に出れば必ずチャンスや素晴らしいプレーを創出する。
もっと試合で見たかった選手の1人。
今年の出場時間は641分、去年は950分…ケガなどのコンディションに悩まされた一年だっただろう。
個人的にかなり好きな選手で、凄い上手いし、それだけではなく、しっかりと魂、気持ちを持っていて戦える選手。
来季は本当に多くの時間、彼のプレーを見たい。

f:id:blue_rose_man:20211223160350p:plain

鉄人賞 (最多出場時間)

三竿 雄斗 (3109分)

今季は試合数が多いシーズンかつ、ディフェンスラインが不安定な期間が長く、攻められる時間が多かったが、攻守に非常に重要なピースであったことは間違いなく、不動の選手。
また、これだけの試合に出場するにあたって、体のケアの部分も賞賛の嵐。

f:id:blue_rose_man:20211223160515p:plain

功労賞

片野坂 知宏

今でも片野坂さんの初陣J3でGKからボールを繋ぎ、ボールを大切にするサッカーを見て「おっ、ちょっと違うぞ(良い意味で)」といった印象を持ったことを思い出す。
6年の在籍でドン底にいた大分をJ3からJ1に上げ、今季は残念な結果になり、退任となったが、トータルを評価しなければいけない。

片野坂さんが選手達やファン、サポーターにもたらした事、片野坂さん自身の人間性の魅力など多くあると思うが、それはひとまず置いておいて、大分トリニータに何をもたらしたか…。
監督が毎年のように変わるクラブが少なくない中、6シーズン大分を指揮し、その中で大分トリニータとしての哲学、スタイルの土台を構築、導いてくれた功績が凄くデカい。
大きくいえば、バルセロナのクライフがやったことだ。
バルセロナは、「美しく魅せて勝つ」「ティキタカ」。
今でもクライフの意思はバルセロナで生きているし、レアル・マドリードは「何がなんでも勝つ」「何度でも立ち上がり、最後まで諦めない」だ。
まあ、このクラブは資金も半端なくメガクラブなわけだが…。
田坂監督の時代に就任何年目かの時に自信満々に「セットプレーが武器だ」と言った時には、「一体、何年も何をやっていたのか…」と失望したが…それとは全く違うものを片野坂さんは、もたらし、残してくれた。
戦術、システムは監督によって変わるので、それは別の話として…哲学、スタイルはこんな感じだろうか…違うかもしれないが、ざっくりとはこうだと思っている。

  • 粘り強くファイトし、タイムアップまで諦めない
  • ボールを大事にする
  • 相手を見てサッカーをする
  • チームで戦う

当たり前のように聞こえるかもしれないが、こういうスタイルだと明示する事はボヤけさせないために大事。
「粘り強くファイトし、タイムアップまで諦めない」が一番好きだし、まずこれが全て。
「俺たちはこういうチームだ」とハッキリさせるのは大事。
今後、監督が変わっても続くものの根幹を構築してくれた。
資金面で弱い大分トリニータのようなチームに哲学やスタイルがあると、監督が変わるにつれてサッカーがガラッと変わり、多くの選手入れ替えみたいなことも最低限ですむだろうし、育成のところでもトップチームとアカデミーで一貫性を持って活動でき、トップチームで活躍できる選手も生まれてくるだろう。
監督が変わっても根幹のスタイルは持続的に積み上げていくことはとても重要なこと。
哲学、スタイルは、一朝一夕ではない…故に、そんじょそこらの戦術、テクニックなんかを凌ぐ強さを持っている。
だから、鹿島は強い。
そして、フロンターレは鹿島とは違う独自のそれを見つけ、長い年月をかけ築き上げた。

現代サッカーの進化や勝つために必要な事は毎年のように凄いスピードで変化していく、大きい部分も細かい部分も。
これから率いる監督や入れ替わっていく選手、スタッフなどにより、このスタイルの根幹に肉付けし、パワーアップし、毎年フラフラ迷いながら成長していく事なく、より魅力的な大分トリニータになっていくだろう。
そのためには、選手、監督の努力だけではなく、フロントの努力も物凄く大事で、戦術だけでは限界点も見える場面も多々あった。
選手自身が危機感を持って成長できるか、クオリティのある選手を獲得できるか、大分のスタイルに合った選手をアカデミーから輩出できるか…ピッチ外にもワクワクする戦いがある。

そして、この根幹にするスタイルが良いのか悪いのかは、結果を出せば良しとなるし、結果を出さないと悪いとなる。
批判する人は多くいるだろうが、それもサッカー…どこまで信じられるか…フラフラせずに努力できるか…非常に未来が楽しみ。

さらに、サポーターのサッカーの見方や見る目をレベルアップさせた功績も大きい。
試合には勝たなければならず、勝つ勝率を上げるために良いサッカーを目指す片野坂さんのサッカーを直に見て、サッカーの奥深さや多くの魅力を発見できただろう。
大分県のサッカーを前に進めてくれた。

今後の片野坂さんの活躍に期待している。
タイトルをバンバン取って欲しい。

良いものと足りないものを残してくれた片さん、ありがとう!!!!
様々な部分で人として尊敬です!!!
GOOD LUCK!!!!

アシスト王

下田 北斗 (6)

セットプレーでの得点が少なかった大分だが…下田選手の加入により、正確なキックからセットプレーでの得点が増えた。
また、攻撃のスイッチを入れるパスなど、アシストはつかないが魅力的なパスも多数繰り出している。
来季は、さらに凄い選手に進化する予感大!!

得点王

町田 也真人 (8点)

昨年は1ゴールで、今季は8ゴール。
さらに出場時間も大幅に更新し、スキルも魂も素晴らしいものがありチームに欠かせない選手の1人だった。
ポジションはFWではなく2列目だが、相手の嫌なところにポジションを取る、スペースを見つけるセンスが抜群で、チームトップスコアラーをゲット。
来季もゴール量産に期待!!

ベストゴール

第38節 柏レイソル戦 増山 朝陽

ブラボー!!!

ベストプレー

増山 朝陽のプレスバック

こういう事だよ、大分トリニータは!!!

M Y ベストイレブン

f:id:blue_rose_man:20211223163451p:plain

MFP (最も気に入った選手)

小出 悠太

ちょっと他のCB、SBとは見えてるところが違う。
一個奥や、斜めが見える選手。
ダイナミックなプレーができるのでとてもお気に入りの選手。
また、サッカーに集中していそうな身なりなので、好感が持てるし、これからさらに良い選手になりそう。

MVP

下田 北斗

小さな巨人…大分のルカモドリッチ
今シーズン絶対的な選手で、ピッチ内の振る舞い、ゲーム後の振る舞いを見ると、完全なゲームキャプテンでリーダーだった。
高精度のキックからアシスト、FKから素晴らしいゴール、ビルドアップから攻撃のスイッチを入れるパス、守備もサボらず、走行距離も毎試合上位に君臨。
攻守に90分間ファイトするその姿勢に胸を打たれた。
来シーズンは、多くの得点も期待したいし、出来るだけ長く在籍してもらって、ゆくゆくは大分のレジェンドに…。
スキルはもちろんだけど、姿勢と魂が素晴らしい!!!

総括

主力が引き抜かれ苦しいシーズン、戦術に固執しすぎて選手個々の躍動感を発揮するまで時間がかかり、結果が出なかったシーズンになった。
しかし、今季感じたことは、「選手個々のクオリティは大事だな」とかはさて置き、結果が全てなんだけど、結果が全てではないな…と、今季の大分トリニータを見て感じた。
それは、選手がなかなか結果が出ない時間が多かった1年間だったが、全力を出して戦ってる姿がそうさせたのかもしれないし、降格が決まってから腐ることなく、チームがバラバラになることなく残りの試合を全力で戦い、天皇杯決勝に進んだのがそうさせたのかもしれないし、様々な要因が「結果が全てではないな」と感じさせた。

ただ、結果を出すためにみんなやっているので、もちろん結果が出れば最高なんだけど…全てのチームが最高の結果を目指している中、結果が出ない時も当然ある。
最高の結果を出すのは1チーム。
結果が出ない状況の時に私はフットボールに何を求めているのか、このチームは何をもたらしたのか…が、色々なものがそぎ落とされて、磨かれ見えてきたかもしれない。
美しく強いタレントが揃ってるサッカーが見たいのか、チームが一体になって全力で戦ってるサッカーが見たいのか…何に心が動かされるのか…最新の私は、「こういう気持ちの入ったプレーやファイトする姿勢が見たいんだな」と後者に心を動かされる。
確かに、ペップ時代のバルセロナのサッカーは美しい…でも、今季の大分トリニータも美しかった。
「最後までファイトする」姿に心を動かされ、その姿勢が試合中のプレーや、劇的なゴール、全力疾走、体を投げ出してのディフェンスなどに表現され…。
このマインドが大分トリニータフットボールの根幹だな、根幹にしなければいけないと感じた。

今季は、結果が出なかったし、天皇杯決勝で負けてしまい悔し思いをしたが、全力で魂もって戦える選手が多くいることが来季への救い。
この悔しい経験を存分に活かして、高い基準を設けて、来季必ずパワーアップして、さらにサッカーが上手になり、魂もってやってくるれると思う。
また、「あんまりプレーに気迫みたいなものが見れないなー」とプロ意識が高くなさそうな選手…特に若手、というかサッカー界では若手ではないが、そのような選手もチラホラいて気になった。
今季、若手の成長がほぼ無かったのもかなりショックで、トリニータにとって深刻な問題。
そういう選手も今季の経験から来季頑張ってもらいたい。

戦術での希望も絶望も見えた6シーズンや今季。
戦術だけでは限界があり、ベースのところでの強度、全ての部分でスキル向上など、選手のクオリティの大事さを痛感した。
クオリティを持った選手を保持するために、選手は努力を惜しまず自身の価値を上げ、フロントは資金面の強化、アカデミーの強化。
本当に頑張らないと弱肉強食の世界、どんどん置いていかれる。
強豪チームはさらに力をつける。
トップクラブとそれ以外のチームの差がハッキリとなりそうな過渡期にJ1に残れずにJ2に存在してしまう来季…非常に焦りを感じる。

必ず1年で最高の舞台J1に戻ってプレーしたい!!!

来季のチームには、ピッチ内外での強度の部分での向上、スピード感…今季の悔しさを糧にもっと厳しさを持って戦える強い集団の構築に期待したい。

最後に一言

今季は、降格争いなどで選手が楽しめる時間が少なかったかもしれない。
来季は、選手がフットボールを楽しんでいる姿を多く見たい。
さらに、アカデミー、若手の選手の活躍を期待したい。
天皇杯決勝は、サポーターとして最高の経験になりました!
そして、このブログもこれで終わります!!
今までありがとうございました!!

では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!

第38節 VS 柏レイソル - AWAY -

メンバー

f:id:blue_rose_man:20211208144408p:plain

試合結果

大分トリニータ 2 - 0 柏レイソル
得点: [大分] 21分 渡邉、30分 下田、66分 増山 [柏] 53分 戸嶋、55分 マテウスヴィオ

今日のMVP

  • 下田北斗
    今季ずっと続けてきた最高のプレーをしてくれた。
    そして、美しいFKを披露…是非とも大分に残って欲しい!!!!
    しかし、三竿選手のパフォーマンスもかなり素晴らしかったなー。
    渡邉選手もキレキレで、足にボールが付いていたし、攻撃面はもちろん、守備面でも序盤からプレスバックでチームを助け、チームを波に乗らせた選手の1人。
    でも、下田選手だなー。

試合の感想

全てのゴールが美しかったが…

単純に外を使わずに、中を絡ませながらの攻撃…素晴らしかったし、試合開始からゲームの流れを掴んだ良い入り。
完全にテンションが相手と違い、前向きの守備で柏を飲み込み、安定と余裕があるビルドアップで、特に前半はほぼ完璧。

3ゴール全てが美しかった。

1ゴール目

f:id:blue_rose_man:20211208144510g:plain(引用元: 【DAZNハイライト】柏レイソル VS. 大分トリニータ 2021明治安田生命J1リーグ 第38節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【 大分トリニータ 公式】 - YouTube )

丁寧なビルドアップから、右サイドから左サイドに展開したものだったが、単純にサイドからサイドへではなく、エンリケ選手のところでそのまま左サイドへ展開せずに、もう一度、エンリケ→町田→下田と中央を使えたのが良かった。
野嶽選手と三竿選手のナイスコンビネーションから、呉屋選手のニアのナイス潰れ、そして、渡邉選手のクールなフィニッシュ…素晴らしい一連の流れからのゴール。

2ゴール目

f:id:blue_rose_man:20211208144607g:plain(引用元: 【DAZNハイライト】柏レイソル VS. 大分トリニータ 2021明治安田生命J1リーグ 第38節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【 大分トリニータ 公式】 - YouTube )

下田選手のビューティフルゴール!!
今季、常に全力を出してくれた選手の1人。
彼にゴールが生まれたのは嬉しかった。

3ゴール目

f:id:blue_rose_man:20211208144709g:plain(引用元: 【DAZNハイライト】柏レイソル VS. 大分トリニータ 2021明治安田生命J1リーグ 第38節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【 大分トリニータ 公式】 - YouTube )

ブラボー!!!!
美しすぎる!!!
シーズンのベストゴール。

3点取って勝った…後半、攻撃を受けちゃって、2点取られた…同点に追いつかれた後のチームのリアクションも良かった。
ズルズル下がる、メンタル落ちるのではなく、前に強気にプレーした。
天皇杯に弾みがついた…とかあるが、何かがかかってる試合でこれが出来るか、あるいは相手にさせないか、これを大事な試合で表現したかった…といった感想しかない。
鹿島戦では出来なかった。
大分は残留、鹿島はACLの切符…そういう何かがかかってる試合でパワーを出せるか…天皇杯では、それを出せるということに期待!!

見どころ

10分、秀逸なビルドアップ
高木選手を使い、相手を中央に食いつかせる。
高木選手はサイドの小出選手を使う。
相手のSHはボランチの小林選手をケア。
小出選手はフリーの増山選手へパス。
おそらく、渡邉選手のポジショニングが良くて、柏は前からプレスをかけているが相手のSBは増山選手にプレスには行けなかった。

46分の小出選手の渡邉選手へのダイレクトパスを是非見てほしい。
相手のプレスを全て無効化にするナイスプレーで、パスの質も良し。
ブラボーです。
ずっと前から言ってるが、本当に奥が見えるし、そこに出す勇気を持っている大分では貴重なプレイヤー。
どうか移籍しないで…。

47分、野嶽選手、町田選手へのパスコースをあける良い動き。
野嶽選手…器用な選手といった印象。

72分の攻撃、町田選手がエンリケ選手から受けたボールをターンして、ボールを運ぶ。
前線で増山選手が左サイドにスルスルときて、下田選手がそこにパス。
こういう取られた時のリスクはあるが、攻撃時にポジションを崩して相手を攻略していくシーンは今シーズンもっと見たかった。
f:id:blue_rose_man:20211208144431p:plain

さて、選手が残ってくれるかな?チームのスタイルに合った選手を獲得できるかな?弱肉強食の世界、大分は生き残れるかな?

主力の流出は避けられない…上のレベルでやりたい選手、出場機会を求めて移籍する選手、どうなるのか分からない助っ人ブラジル人、資金面で放出など…。
下田選手、三竿選手、町田選手、渡邉選手、野村選手、ポープ選手…何とか残ってくれ!!
そして、お気に入りの小出選手に誰も目をつけないでくれ!!

片野坂監督の最大の功績、チームスタイルの根幹を作り上げた。
これは地方クラブにとって、かなり大事で嬉しい出来事。
細かいところは、これからの監督によって変わるが…スタイルに合った選手を獲得できるか。
そして、サッカーは選手がやるもので、多くの部分は選手のクオリティに左右される。
いくら戦術を工夫してもそれを実行するのは選手で、相手の攻撃、守備を破壊するのも選手。
J1で体感したのは、「個のクオリティ」の大事さ。
それを埋めようとチームプレー、戦術などで対抗してきた。
それは、3年で希望も限界も感じた。
クオリティを持った選手をチームが確保できるか、トリニータの資金力では難しい問題だが、ここは戦わないと置いていかれること必至。
経営陣はこれまで以上にかなり尽力しないといけないし、出来なければ、またJ1とJ2を行ったり来たりのエレベーターを繰り返す。

また、スカウトは、今季の獲得選手が当たったとはいえず、見直す必要あり。

そして、選手自身の成長が乏しかった今季。
良くも悪くも結果が全ての世界…。
下部組織、若い選手の成長、躍動がほとんど期待されるほどなかった一年。
一丁前にエースでレギュラーみたいな髪色の選手いませんか?
試合に出られない状況でも奮起していますか?
プレーに「やってやる!」って気持ち出てますか?
サッカーに集中してますか?
一部の選手にはぶっちゃけもう期待してないけど…来季に期待。

チームとして、当面は、J1一年で復帰、J1定着といった目標みたいな感じだろうが…「J1にいればいいやー」みたいなメンタルだと崩壊の始まり。
J1のタイトルを目指して欲しい。
そこに向かうために、チームスタイルの根幹を構築した片野坂監督の功績はデカい。
下部組織の指針、持続的なチーム作りを可能にし得る。
この「ボールを大事にする」、「相手の見てサッカーをする」、「粘り強く、狙いを持ってチームとしてサッカーをする」などといったスタイルに対して良し悪し思う人もいると思うが、良いスタイルだと思う。
フロントの進化に期待する。
J1での戦い抜くためにJ2で圧倒する戦い、J2で戦う意識ではなくJ1の意識で、全てのことに意識を高く保ちながら、J2の空気に浸らずに、来季J2カテゴリでは別次元のプレー、強度を見せていきたい。

天皇杯へ…

素晴らしいゴールで見事勝利!
次は、タイトルがかかった天皇杯、準決勝。
素晴らしいチームとの試合。
ビビらず、思いっきりプレーし、勝って国立へ!!

NICEポイント(Nポイント)

1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。

  • 1N…5分、三竿、野嶽へナイスワンタッチパス
  • 1N…5分、下田、三竿にナイスサイドチェンジ
  • 1N…5分、野嶽、ナイス動き
  • 1N…6分、小林裕紀、ナイスカバー
  • 1N…8分、小出、増山にナイスボール
  • 1N…12分、下田、三竿へナイスパス
  • 1N…13分、呉屋、ナイスプレスバック
  • 1N…16分、下田、ナイスブロック
  • 1N…17分、小林ナイス動き
  • 1N…17分、小出、小林へナイスパス
  • 1N…20分、渡邉、ゴール前の落ち着き
  • 1N…24分、小林裕紀、ナイスサイドチェンジ
  • 3N…29分、下田FKでナイスゴール
  • 1N…36分、渡邉ナイスキープ
  • 1N…41分、小出、町田へナイスボール
  • 1N…42分、高木、三竿へナイスパス
  • 1N…42分、三竿、渡邉へナイスパス
  • 2N…43分、小出ナイスタックル
  • 1N…44分、町田、呉屋へナイスフリック
  • 1N…44分、野嶽ナイスラン
  • 2N…46分、小出、渡邉へナイスパス
  • 1N…46分、下田、野嶽へナイスパス
  • 1N…47分、野嶽、町田へのパスコースをあける良い動き
  • 1N…48分、高木ナイスセーブ
  • 3N…65分、下田、三竿、呉屋、増山…ナイスゴール
  • 1N…69分、呉屋ナイス落とし
  • 1N…70分、下田、増山にナイスボール
  • 1N…72分、町田ナイスターン
  • 1N…72分、増山、面白いところに入ってきた
  • 1N…78分、三竿ナイスディフェンス
  • 1N…78分、三竿、渡邉へナイスパス
  • 1N…81分、町田、ナイスポジショニング
  • 1N…81分、下田ナイス縦パス
  • 1N…82分、下田、渡邉へナイスパス
  • 1N…88分、伊佐ナイスディフェンス

f:id:blue_rose_man:20211208144920p:plain

おもしろ・印象的ポイント

* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。

  • 増山選手ゴール後、めちゃくちゃ頭をバンバン叩く町田選手
f:id:blue_rose_man:20211208144836g:plain(引用元: 【DAZNハイライト】柏レイソル VS. 大分トリニータ 2021明治安田生命J1リーグ 第38節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【 大分トリニータ 公式】 - YouTube )

順位表

f:id:blue_rose_man:20211208144901p:plain(引用元: Jリーグ - J1順位表 - スポーツナビ )

最後に一言

移籍も気になるけど、フロンターレとの天皇杯かけた試合なんて最高だ!!

では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!

第37節 VS 横浜FC - HOME -

メンバー

f:id:blue_rose_man:20211201210716p:plain

試合結果

大分トリニータ 2 - 0 横浜FC
得点: [大分] 8分 町田、 27分 オウンゴール [横浜]

今日のMVP

  • 下田北斗
    降格が決まっとものの、普段と変わらずに攻守にハードワークし、全力を出したプレーでピッチを掌握。
    背後へのパス、ダイレクトで鋭い縦パスなど攻撃のスイッチを入れた。

試合の感想

気持ち、感情の部分のベースの差とクオリティ

大分は、立ち上がりからペースを掴み2点を取ったが…決して、大分が良かったとは言えず、相手の横浜FCのモチベーション、集中力の低さなどの問題から生まれた結果といった感じ。
大分はHOME最終戦であり、まだ天皇杯が残されている中で、この試合に対する姿勢の違いがでたのかもしれない。
この試合の横浜の感じを見ると、現地に応援に来てくれた横浜ファンのことを考えると胸が痛い。

結果は2-0だが、両チームとも大量失点で負けていた可能性もある試合だった。
大分に関しては、小林裕紀選手、野嶽選手の致命的なミス、町田選手がGKとの1対1を決められないなど、チャンスになりそうな場面でのミス、ゴールチャンスでのミス…両チームとも相手のクオリティに助けられた試合だった。
J1クオリティを見せてくれた選手は少なかった。

逆に、この試合のような相手ならもっと多くの点を取らないといけなし、ミスをもっと少なくし、圧倒し、もっと点を取らなければいけない。
勝利したけど、課題多き試合。

FW問題

点が取れない、シュートの少なさ、前線で起点が作れないシーズンを過ごし、やはりFWのクオリティの差は他のチームとあった。
攻守において、ゴール前で上質な仕事ができる選手は、とても価値があり、大分のようなチームがその辺のトップクラスの選手を獲得するのは難しいのは理解してるが、スキルはさておき、現所属のFWの選手のメンタリティが気になる。
打てるところでシュートを打つ選択肢を持たない。
良い意味でのFWのエゴがない。

この試合、伊佐選手の20分のシーンで、シュート打てるのに打たずに町田選手へのパスを選択する13番FW伊佐選手はどういうことなんだ…自信がなくなってるのか?
ジョホールバルの歓喜」の野人、岡野がゴール前で中田にパスをしたシーンを思い出す。
正直、足元のスキルはあまり無いが、守備面での貢献など戦える選手なのに、打てる時にシュートを打たないのは、FWとして凄い勿体無いし、これがクセになるとかなり厄介になる。
小さな成功を積み重ねて自信をつけて、さらに素晴らしい選手に向上することを期待。

また、呉屋選手の期待はずれ感は半端ではない。
キープもあまり出来ない、守備でハードワークもできない、体力もない、一対一で外す、何より戦えるイメージがない…彼の特筆した良さが今のところよく分からないし、売りは何なのか…交代して入って来た時に期待が持てない。

現チームの特性かボス片野坂の名前が大きくなりすぎたのか、チームの戦術や決まり事に縛られすぎてFWの選手にエゴがない。
というか、多くの選手に良い意味でのエゴはない。
秀でた能力、スター性などを持った選手がいない大分でスターであるのは、片野坂監督。
その名前が大きくなりすぎたところに、今季「大胆さ」が表現できなかった要因があるのかもしれない。
難しい問題だが、チームのためにエゴを抑えるのも大事だが、チームのためにエゴを出すのも大事。

次節へ…

リーグはラスト、その後に天皇杯…照準は天皇杯に合わせて、下田選手、三竿選手、町田選手、渡邉選手、小出選手など多くの選手は休ませよう!!

次節は勝利に期待!!

NICEポイント(Nポイント)

1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。

  • 1N…7分、野村、ナイス反転からのナイスパス
  • 1N…7分、下田、ナイス飛び込み
  • 1N…14分、下田、野村へナイスパス
  • 1N…15分、下田、野嶽へナイスパス
  • 1N…19分、ペレイラ、ナイス判断
  • 1N…22分、ペレイラ、伊佐へナイスボール
  • 1N…23分、高木、ナイスヘディング
  • 1N…24分、小出、野村へナイスパス
  • 1N…33分、野村、ナイストラップ
  • 1N…35分、野村、増山、小林、ナイスディフェンス
  • 1N…36分、小出、ナイス運びから伊佐へナイスパス
  • 1N…38分、下田、伊佐へナイスパス
  • 1N…38分、伊佐、ナイス動き出し
  • 1N…39分、下田、野嶽へナイスパス
  • 1N…40分、野村、ナイストラップ
  • 1N…47分、高木、伊佐へナイスボール
  • 1N…53分、小出、ナイスカバーからボールを繋ぐ
  • 1N…57分、下田、野村へナイスパス
  • 1N…64分、下田、三竿、町田、ナイスコンビネーション
  • 1N…80分、渡邉ナイスターン

f:id:blue_rose_man:20211201210655p:plain

おもしろ・印象的ポイント

* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。

  • なし

順位表

f:id:blue_rose_man:20211201210839p:plain(引用元: Jリーグ - J1順位表 - スポーツナビ )

最後に一言

何もかかってない試合は、ゴールが生まれても勝っても本当何とも言えない感が凄いね。

では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!

第36節 VS 鹿島アントラーズ - AWAY -

メンバー

f:id:blue_rose_man:20211127003727p:plain

試合結果

大分トリニータ 0 - 0 鹿島アントラーズ
得点: [大分] [鹿島]

今日のMVP

  • ペレイラ
    クロス、ハイボールをしっかり弾き返すなど守備面で無失点に貢献。
    自身の仕事はした。

試合の感想

大分の攻撃

前半我慢して無失点で終え、後半どうにか一点取ろうよみたいな展開だった…後半も点が取れる感じはしなかったが。
前半の守備の設定がCBにプレスをかけずに5バックでじっくりも守ろうよみたいな感じなので、後ろに重心がある。
多くはボールをダッシュする位置は自陣深くになり、攻撃時に前に人数はいない、かつ鹿島のCBは強いので、素早い攻撃でのチャンスは作りにくかった。
また、小林裕紀選手がディフェンスラインに下りて、右サイドの小出選手を一個上に上げて、右の増山選手に高い位置を取らせ、増山選手の特徴を生かしながら、小出、増山、町田の3人の関係でチャンスを作ろうとしていた。
f:id:blue_rose_man:20211127003749p:plain

その中で19分の攻撃

ボール奪取後の丁寧なビルドアップから最後はパスミスとトラップで攻撃が終わったが、ミスがなければゴール前で3対2の状況を作れていたので、ビッグチャンス間違いなしの良い攻撃を見せた。
f:id:blue_rose_man:20211127003808p:plainf:id:blue_rose_man:20211127003825p:plain
下田選手→左の三竿選手へ、そこへ相手のSHが食いつく→WB野嶽選手へパス、相手のSBが食いつく→相手のSBが空けたスペースに渡邉選手が走り込む、渡邉選手が空けたスペースに三竿選手が走り込む。
三竿選手が空けたスペースを下田選手がカバー。
野嶽選手は下田選手にバックパス→下田選手は相手CBの背後にパスし、チェックの動きでCBの背後を取った渡邉選手がそこに走り込む。
CBを釣り出すことに成功→CBが空けたスペースにシャドーの位置にいた三竿選手が走り込む…ポジションチェンジを繰り返した良い攻撃でした。
最終形は、下田選手が下りて左CBを押し上げ、サイドの攻防で優位に立ち相手をズラした形を作り出している。
鹿島のCB強いので、こういうシーンを多く見せて、中を手薄にし、ゴールに迫りたかったが…得点できず。

また、後半になって守備のアタックが前目になり攻撃の面でも良いリズムで45〜60分の間過ごした。
しかし、70分過ぎからは疲れ、焦りもあってか、クリアボールをマイボールにできない、簡単にパスミスをし、相手陣内に踏み込むことすら困難で、防戦一方でサンドバック状態。
後半、点を取りにくるプランを考えていたのなら、前半でパワーを使わずに、後半から増山選手の選択肢でも良かったのでは…と思ってしまう。
80分で最初の交代、86分で野村選手、香川選手…アディショナルタイムに長沢選手…流れも良くなかったし、もう少し早く大胆に決断して欲しかった。
正直、残り10分で何が出来るというのだ…失点されたらTHE ENDなのは分かるが、勝たなければいけない試合。

後半の大半の時間を押し込まれていて、でも点を取らなければいけない、押し込まれる展開でクリアするしかない、攻撃するにはそのクリアを拾わなければいけない…となると、もうこんな感じで5-1-2-2みたいな形で、後ろは6人で頑張って守って、攻撃は増山選手、渡邉選手の個で前進、キープできるタイプを配置し、FW2枚は、背後に抜けられるタイプを配置。 前の4枚でクリアなりを回収してもらって、ごちゃごちゃでもゴリゴリでもゴールに迎えるように…みたいな形も見てたかった。
f:id:blue_rose_man:20211127003857p:plain

試合全体、今季全体にも言えるし、ずっと課題だったがアタッキングサードに入った時に大胆で多少無理でも前方に対してのプレーを選択して欲しかった。

大分の守備

設定として、前半は相手のCBに対してプレスは行かずに、後ろで5バックをしっかり形成し、背後、最後のところをやらせずに無失点で後半に行こうといった感じ。
f:id:blue_rose_man:20211127003933p:plain
個人的にCBにプレスに行かないのは好きじゃないが、得点と失点を天秤にかけ、相手の力を考え、5バックで呉屋選手は相手の中盤のアンカーをみる。
シャドーは、中を切りつつ相手SBをケアし、チャンスがあればCBにプレスをかける感じ。
基本、相手のCBにプレッシャーはかけないのでチームとして押し込まれた状態で前半の大半を過ごすことに。

また、鹿島の関川選手のキックの質に惚れました。
キックも持っていて、体格も縦だけではなく横もあり体も強い。
CBとして良い選手だなと思った。
その関川選手のサイドチェンジから揺さぶられたりしたが、5バックを活かし、上手くスライドして対応。

後半は、相手のCB、GKにプレスに行くなど、前からディフェンスアタックを前半より強めた。
前目の守備から良い攻撃のリズムを45分〜60分過ぎあたりは作り出した。
しかし、70分以降焦りからか、ボール奪取後すぐにパスのズレで攻撃がストップし、マイボールに出来ず、当然自陣深くに押し込まれる状態が続き、防戦一方のサンドバック状態でノーチャンスな20分を過ごした。

ディフェンスのプラン、設定は無失点で終えたので良かったと言えるが、この試合は勝利必須なゲームだった。
引き分けでOKならこの試合はGOODゲーム…でも、チームとして守備はやるべきことはやったと思うが、守備と攻撃は繋がっているもの…BADゲームです。

次節へ…

残り2試合、天皇杯…降格が決まり、結果が出てない分、決して雰囲気は良いものではないだろうが、チームがどうしようもなくバラバラだなといった感じを感じないのは素晴らしいところだなと思った。
バラバラなチームを応援するほど悲しいものは無いし、降格してしまったが、目に見えるほど深刻なチーム状態でシーズンを終えることがなさそうなのでそこはポジティブな感情を抱いた。
なので、残りの試合もファン、サポーターを楽しませて欲しいし、楽しめると思う。
降格したものの、ボス片野坂の手腕はこういうところも素晴らしいものだったんだな…。

また、この試合の42分の町田選手と関川選手のバトルのところで町田選手が簡単にボールを奪われてしまうシーンがあった。
このシーンがこの試合、今シーズンを象徴しているように感じた。

次節は勝利に期待!!

NICEポイント(Nポイント)

1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。

  • 1N…19分、下田、渡邉へナイスパス
  • 1N…19分、渡邉、ナイス動き出し
  • 1N…19分、野嶽ナイスカバー
  • 1N…20分、呉屋ナイスプレスバック
  • 1N…23分、ペレイラ、ナイスディフェンス
  • 1N…35分、高木、増山へナイスパス
  • 1N…41分、増山ナイスキープ
  • 1N…41分、小出ナイスディフェンス
  • 1N…43分、高木ナイスセーブ
  • 1N…49分、ペレイラ、ナイスディフェンス
  • 1N…66分、小出ナイスディフェンス
  • 1N…66分、増山ナイスファーストタッチ
  • 2N…75分、高木ナイスセーブ
  • 1N…93分、高木ナイスセーブ

f:id:blue_rose_man:20211127005243p:plain

おもしろ・印象的ポイント

* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。

  • 降格後の下田選手の涙…物静かな印象だが、秘めてる闘志、勝ちたい欲は人一倍な選手。試合に勝った後も「まだまだ」といった気持ちを持っている印象だった。

順位表

f:id:blue_rose_man:20211127004105p:plain(引用元: Jリーグ - J1順位表 - スポーツナビ )

最後に一言

降格か…。

では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!

第35節 VS G大阪 - HOME -

メンバー

f:id:blue_rose_man:20211110175540p:plain

試合結果

大分トリニータ 2 - 3 G大阪
得点: [大分] 28分 オウンゴール、39分 呉屋 [大阪] 29、53、84分 パトリック

今日のMVP

  • 町田 也真人
    町田選手は本当にスペースを見つける、自分のスペースを確保する動きがめちゃくちゃ上手い。
    それも相手にとって嫌なところのスペース。
    攻守において効果的な働きをしてくれた。

試合の感想

大分の攻撃

立ち上がりからリズムを掴み勢いに乗れた。
ガンバのディフェンスの中途半端さにより、相手のディフェンスで苦労する場面はほぼ無かった。
前からディフェンスに行くならFWのハードワークは必須。
ガンバのFWはあまり守備にパワーを使わないので前からハメにくる感じの時も中途半端になりそこまで脅威にならなかった。

さらに、大分のシャドーのポジショニングが良くて相手のSHがサイドでのディフェンスの際に大分のCBに付くのか、WBに付くのか、どうすれば良いのか迷いがあり、大分は攻撃は自由にできた。
また、ガンバはサイドの攻防でアタッキングサードに押し込まれているので、どうしてもチーム全体、ディフェンスラインが下がる…それと同時に相手ボランチのポジションも下がり、大分のボランチ陣はある程度自由にプレーできた。
f:id:blue_rose_man:20211110212344p:plain
特に左サイドでの攻略が頻繁で、左サイドを4人(三竿、下田、香川、町田)で頻繁にクルクルとポジションを変えながら、空いたスペースに入り相手を上手く攻略。
町田選手のポジショニングが秀逸で、相手のSBが付くのか、CBが付くのか、ボランチが見るのか…と相手を迷わすポジショニングだった。
さらに、町田選手は背後にランニングできるので、相手のSHの10番、SBの27番の守備はカオス状態だった。
相手のボランチは、ディフェンスラインを下げさせられているので、下田選手のポジションまでプレスにいくには、ディフェンスラインの前にスペースを空けすぎてしまうためプレスは出てこれなかった。
俗にいう「チンチンにしてやった」という前半の左サイドだった。

42分の呉屋選手の相手のマークを外す動きは上手かった。

横パスのパススピードを上げたい。
「パススピード」…もうこれは課題。
狙いによってパススピードは変わるが、横パスは主にプレス回避や、相手をズラし、ゴール方向へのパスコースやドリブルのコースを作る作業。
基本もっと速くていい。
横パスの意図に、さらにパススピードを上げ、より意図を濃くし、効果的にしたい。
あとは、縦と横のパスだけではなく、斜めのパスをもっと使いたいし、出し手も受け手もそれを見つけて欲しい。

試合を通して、2点取れたので攻撃面は良かったと思うが、クロスの精度が低かった。
30本のクロスを入れ、数は多かったが、精度がいまいちで追加点に結び付かず…。
攻守においてチームとしてプレーしても最後は選手のクオリティがモノをいうのか…。

大分の守備

3失点…3点取られたら勝てないよ。

試合全体的に攻撃にイケイケになってしまい、ゲームマネジメントが上手くできなかった。

前半終了時点で支配率は60%、ただボールを持ってるだけでなく、ゴールに迫れてる上でのボール支配率であり、試合をコントロールできていた。
その試合内容のわりに被シュート5本、枠内4本と結構打たれていた。

さらに、後半に入ると被シュート13本、枠内1本とコントロールを失った。
2-1とリードし、後半へ入った…やろうと思えば試合はコントロールできたはずだが攻撃に重きを置き出来なかった。
2失点目が早い段階で取られてしまい、勝ち点3を取るために攻撃に出たという理由もあるが…。

しかし、この日の全ては先制点直後に同点弾を取られた場面にあった。
取られた後、「あー、いつもの感じになるのか…」となる。
同点に追いつかれた後も怖気付いたり、極端に気落ちすることなく、失点前の良いリズムを保持しながらゲームを進め2点目を取れたことは素晴らしかったが…得点直後の失点は痛すぎる。

f:id:blue_rose_man:20211110175658g:plain(引用元: 【DAZNハイライト】大分トリニータ VS. ガンバ大阪 2021明治安田生命J1リーグ 第35節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【 大分トリニータ 公式】 - YouTube )

羽田選手のパスミス、あそこで無理に繋ごうとした。
前半かなりボールを持てていた分、この日の体に染み込んでるリズムがボールを繋ぐものだったかもしれないが、結果論だがシンプルに呉屋選手へのパスor相手背後へクリアで良かったし、パスの受け手の小出選手はコケていたよ。
さらに、逆サイドの三竿選手と香川選手は羽田選手のボールカットから攻撃がつながると思った感じで、体の向きは相手ゴールに正対し、ラインを上げている感じ。
そして、三竿選手は左サイドの方をチラッと見て何かを確認している素振り…相手にボール奪取されたと気づいた時には、パトリック選手は左腕で三竿選手をガードし、ゴール前へラン…三竿選手は置き去りにされ、パトリック選手は丁寧な上手いシュート。

70分過ぎから、セカンドボールが取れなくなったり、ボールを取れそうな時でも相手にボールが転がったりでマイボールにできずにフラストレーションが溜まる試合展開になり、羽田選手のトラップミスからピンチを招くなど、嫌な流れになった。
2-2というスコア、残り時間の少なさ、勝ち点1では足りない勝ち点3が欲しいチーム状況、これらの要因からの焦り…あえて、試合を落ち着かせるゆっくりさせるプレーが必要だったのかも。

3失点目…

f:id:blue_rose_man:20211110175806g:plain(引用元: 【DAZNハイライト】大分トリニータ VS. ガンバ大阪 2021明治安田生命J1リーグ 第35節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【 大分トリニータ 公式】 - YouTube )

人数は足りていたし、ハンドの前のドリブルのところでファウルでも何とか止めたかった。
刀根選手からしたら自分のサイドで1対3のような状況を作られて、可哀想な場面。
ただ、刀根選手のハンドは…まあ、VARもある時代だし、気をつけなきゃです。
あの試合のあの場面で手に当たってしまう…不運とか関係なくて、日頃から様々なことを意識してないだけ。
以前から、手が体から離れてのプレーをよく見たし、いつか大事な場面でそのツケがくるとは思っていた。
手を畳むのも技術、エンリケ選手に学ぼう。

長沢選手投入の意図

長沢選手のシャドー起用はこれまでも多くあったが、結果論、2-1のあの段階での長沢選手の投入は失策だったと言える。

なぜ後半開始から長沢選手を投入したのか(渡邉選手の怪我は考えない)…
交代枠を存分に活用するためにハーフタイムで交代させた。
前半から左サイドからクロスが結構入っていたので、クロスのところで高さのオプションをプラスし、選択肢と可能性を増やしたい狙いと、長沢選手を相手のCBのところでガチに勝負させるのではなく、シャドーのポジションからペナ内に入ることで、勢いとスピードを持って入ることができ、相手もマークしづらい…といった感じか。

とはいえ、あのポジションで快適にプレーできる選手でない。
あそこは、基本的に足元にボールがくるポジションで攻守において2-3メートル範囲でのスピード、俊敏性が欲しいポジション。
長沢選手はこれまでもあのポジションでのボールのさばきなどが雑になりチャンスを潰してしまうシーンもあった。
また、守備面でも、前半切り替えにおいて優位に立っていた分、長沢選手はそこで勝負できるスピードがあるわけではないので、そこの部分で相手優位になってしまった。

ただ、長沢選手が悪いと言うわけではなく、シャドーのところでボールを受けてどうこうするタイプではなく、本来のポジションで勝負させてもらえない状況は、正直、可哀想。

当然、長沢選手のシャドー起用のメリット、デメリット、試合の流れを考えて投入したのだろうが、後半の様子を見て投入する、野村選手の選択肢、2トップ活用での長沢選手…で良かったのでは?
まあ、全ては結果論だけど…残念としか言えない。

次節へ…上手くいってない時こその振る舞い

ここへ来て2連敗…非常に痛いというか、絶望的というか…。
2点取っても3点取られて負ける。
正直、降格するチームの典型。

崩されたわけではないのに失点する。
それを「不運な失点」などと言ったりする。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」…平戸藩の9代藩主の、松浦静山の書いた剣術書「剣談」の中にある言葉…プロ野球監督の野村克也さんがよく言っていた。

不運な失点と言われるもので、審判の誤審による失点とかなら分かる。
だが、それ以外の失点の全ては突き詰めれば防ぐ箇所、やりようがあるもの。
PKの場面もその前のドリブルを潰せば防げた。

だが、何事も上手くいっていない時こそ、どうサポートし、どう振る舞うか。
上手くいってる時に応援するなんて大したことではない。
上手くいっていない時こそだ!
まだ、全然諦めない!!

次節は勝利に期待!!

奇跡の残留計画

残り3試合…目指していた40ポイントは不可能となった。
最大獲得ptである37ポイントを目指す。

  1. 広島(AWAY) → +1 → 0
  2. 湘南(HOME) → 必勝 +3+3
  3. 鳥栖(AWAY) → +1 or 0 → +1
  4. 名古屋(AWAY) → +1 or 0 → 0
  5. セレッソ大阪(HOME) → +3 or +1+3
  6. ベガルタ仙台(HOME) → 必勝 +3+3
  7. 徳島ヴォルティス(AWAY) → 必勝 +3 → +1
  8. アビスパ福岡(AWAY) → 必勝 +3 → 0
  9. G大阪(HOME) → 必勝 +3 → 0
  10. 鹿島アントラーズ(AWAY) → 必勝 +3
  11. 横浜FC(HOME) → 必勝 +3
  12. 柏レイソル(AWAY) → 必勝 +3

やらなきゃいけないことは、非常にシンプルで大分の残留には、3戦全勝(37pt)しかほぼない。
得失点差は、全チームに負けるものと考え、勝ち点のみで勝負する。

3戦全勝(37pt)の場合…
湘南、清水の両方が1勝2敗以下(36pt) → 残留
湘南、清水のどちらかが1勝2敗以下(36pt) and 徳島が2勝1敗以下(36pt) → 残留

大分が3勝せずに2勝1分(35pt)になると、非常に複雑かつ、残留難易度が格段に上がる。
湘南、清水のどちらかか、両方の3敗や、徳島の1勝1分1敗以下、さらに仙台、横浜FCが全勝してきたら上回られてしまう。
これは現実的ではない。

マジで3戦全勝しかない!!!!

NICEポイント(Nポイント)

1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。

  • 1N…4分、香川、羽田へナイスボール
  • 1N…8分、町田背後をつくナイスラン
  • 1N…10分、香川、町田へナイスボール
  • 1N…10分、町田、背後をとるナイスラン
  • 1N…12分、小出、ナイスディフェンス
  • 1N…14分、三竿、香川へナイスボール
  • 1N…17分、下田、香川へナイスボール
  • 1N…26分、町田、ナイスキープ
  • 1N…36分、呉屋ナイス動き出し
  • 1N…36分、小出、呉屋へナイスパス
  • 1N…38分、呉屋、胸でナイスシュート
  • 1N…42分、呉屋、マークを外すナイス動き
  • 1N…42分、小出、ナイスクロス
  • 1N…43分、町田、ナイスチェックの動き
  • 1N…46分、下田、ナイスFK
  • 1N…45分、呉屋、後半立ち上がりからナイスプレス
  • 1N…51分、小出、町田へナイスボール
  • 1N…51分、町田、ナイス動き
  • 1N…67分、高木ナイスセーブ
  • 1N…69分、下田、三竿へナイスボール
  • 1N…73分、長沢、ナイスプレスバック
  • 1N…78分、エンリケ、ナイスブロック
  • 3N…79分、エンリケ、ナイスブロック
  • 1N…87分、ペレイラ、ナイスインターセプト
  • 1N…88分、長沢、ナイスキープ
  • 1N…92分、エンリケ、ナイスディフェンス

f:id:blue_rose_man:20211110210846p:plain

おもしろ・印象的ポイント

* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。

  • なし

順位表

f:id:blue_rose_man:20211110210924p:plain(引用元: Jリーグ - J1順位表 - スポーツナビ )

最後に一言

背水中の背水すぎるーーーー!!!!背中冷たい!!!!

では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!

第34節 VS アビスパ福岡 - AWAY -

メンバー

f:id:blue_rose_man:20211106012807p:plain

試合結果

大分トリニータ 0 - 1 アビスパ福岡
得点: [大分] [福岡] 32分 ジョンマリ

今日のMVP

  • なし

試合の感想

ミラーゲームって何だよ!!って話

福岡もシステムを3-4-2-1とし、ミラーゲームとなった。
こうなると、単純に考えると1対1でマッチアップする選手に勝つことで、試合を優位に進めることができる。
…と、よくいうがサッカーはそんな単純なゲームではないし、マッチアップするシーンは多くなるかもしれないが、1対1でするなんてルールではなく、11対11でやるスポーツ。
そこには2対1もあれば、3対1、2対3もある。
システムなんてキックオフ時の並びでしかなく、ただの番号。
ゲームが始まれば22人の集団が試合を優位に進めるために一斉に動き出し、意図的に2対1を作り出し攻撃、守備することもある。
その反対側を見るとリスクを犯した分、どこかで1対2が生まれるし、ズレが生まれればチャンスもピンチもある。
そこに当初のシステムなんて存在しないし、試合中に変化し続けるもの。
要するにシステムなんて大した問題ではないので、単純なシステム論なんでどうでも良いということ。
大事なのは、選手の個性、特徴を生かす、相手の長所を消す、どう攻めるか、プレスをかけるか、誰を潰すか、スペースを見つけ生かせるか…などということ。
そういう論理の部分とファンタジーなドリブル、トラップ、パス、シュートといった意外性、そこに選手の自信、味方を信じられるか、ダービーなら試合にある熱量、試合中の苛立ちなどメンタリティの部分…様々な要素が入り混じり、細かいところが大事で勝敗を左右する見た目シンプルで中身複雑なスポーツ。
ミラーゲームって何だよ、ボードゲームじゃねーんだよ!!
マジでくだらねー!!って話。

大分の攻撃

ボールは保持できたが、相手にブロックを敷かれ怖いところに侵入するシーンが少なかった。
怖いところとは、相手の深い位置…ペナルティエリア内やその付近、サイドでの深い位置。
また、福岡の攻撃が前線の外国人選手のパワーを生かしてそこで何とかしようといった攻撃で、あまり人数を大分陣内でかけていないので、ボール奪取した時点で福岡の守備枚数が揃っていることが多く、早く攻めることはなかなか難しかった。

先に失点し、福岡は点を急いで取る必要はなく、中をしっかりと閉じて、リスクを冒さずにブロックを敷かれたところに「もっと大胆さが欲しかった」というのは簡単で、ブロックを崩すのは世界中のトップチームも苦労するところ。
とは言っても、大胆さや思い切りがブロックを崩すには必要なことなのだが…引かれたブロックを崩すのはとても難しい作業。
縦パスのコースを作る際に、隣同士の横パスではなく、一個飛ばしての横パスで、相手のスライドの距離を長く、反応を鈍らせ、ズレの度合いを出来るだけ大きくし、相手の選手間の幅を広げ、そこからダイレクトでの縦パスなのか、背後へ縦パスなのか…みたいな、横パスを一個飛ばしてみるところも見たかった。
まあ、先に失点されたのが非常に痛かった。

その中で、17分の攻撃。

f:id:blue_rose_man:20211106013308g:plain(引用元: 【 ハイライト 】2021明治安田生命J1リーグ第34節 アビスパ福岡 vs. 大分トリニータ /トリニータチャンネル Trinita Channel【公式】 - YouTube )

ペナ角をとる伊佐選手の動きなんかは、相手の嫌な危険な位置でのプレーでとても良くて効果的だった。

また、福岡のディフェンスは人にアタックする意識が強かった印象。
取りに行くぞという時は、一回アタックしても自分のポジションを捨てて2度追いなどするシーンが結構あり、リスクのある守備もやってきた。
大分はそこを上手く利用したかった。
特に、大分のシャドーにボールが入った時、福岡のCBが背後からガツンととにかく前を向かせないというほどにかなりタイトにアタックしにきた。
加えて、福岡のボランチがサンドするなどボール奪取を狙った。
その圧力でボールを奪われるか、ボールを後ろに下げてしまいドンドン押し戻された。
福岡のCBとシャドーの戦いで優位に立てなかったのは事実だが、CBを引き出したという見方もできる。
そのCBがポジションを空けて出来たスペースにFWやWBが飛び込むなどして生かしたかった。
特に前半、福岡の39番は野村選手に食いついていた。
チャンスだった。
f:id:blue_rose_man:20211106013055g:plain
相手CBのシャドーへの食いつきを利用して、ボールを受けたシャドーがフリックで伊佐選手に流すなど、ダイレクトでCBのプレスをいなすシーンや、単純にシャドーからの落としを受けたボランチが空いたスペースに飛び込んだFWやWBが使っても面白かったが、相手が人数かけてブロック敷いているので、カバーが早かったりと、何をするにも難しい状況だったのは確か。

また、シャドーの選手が相手のフィジカルに優れたCBを背中で背負うのは分が悪い。
背中ではなく、角度を変えたり、場所を変えたり、工夫も見えたが、その分怖いところでボールを受けることが難しくなった印象。
その中で、後半46分に井上選手と野村選手の関係で崩したシーン。
f:id:blue_rose_man:20211106013121g:plain
食いついたDFをダイレクトで相手の背後へフリックし、井上選手がスピードを生かした大胆な追い越しで抜け出した。
人に食いつくDFに対して、空いたスペースを上手く使った良い攻撃だった。

ブロックを崩すためには、誰かが危険なアクションを起こさないと何かが起こらない。
ブロックの外側でパスを回すハンドボールのような展開が多く、「もっと大胆に攻撃を」と感じさせるのも仕方がない。
その点で、井上選手のスピードや小林成豪選手のドリブルなどに期待したが得点は奪えず。
福岡の3CBも強かった。
だからこそ、1対1での勝負ではなく3対3の勝負というメンタリティと工夫で戦っていたが、結果としてブロックを崩せず、そこもまだまだ足りなかったということ。
やっぱり、もう少しシャドーの背後へのランニングを見せていきたかなー。
背後狙わないと…。

しかし、相変わらず小出選手は面白い攻撃をする。
三竿選手がボール持ってる際に、逆サイドからダイナミックに斜めに福岡のゴール前にランニング…ナイスランでした。

大分の守備

福岡は上手いチームではないので、ボールを持ってパスを繋いでどうにかしようみたいな攻撃をする時は怖さは無いし、それをするとミスが起こるのでボールを持たれた時の怖さは無かった。
ただ、怖いのは1つでサイドからフィジカルの強い1トップにボールを放り込んで、そこで誰かが絡んでみたいな、何かを起こそうといった攻撃。
クロスを入れる人間と前の3人で攻撃を完結出来る。
シンプルだけど、FWのフィジカルが強いので嫌な攻撃だった。

失点シーン

f:id:blue_rose_man:20211106013347g:plain(引用元: 【 ハイライト 】2021明治安田生命J1リーグ第34節 アビスパ福岡 vs. 大分トリニータ /トリニータチャンネル Trinita Channel【公式】 - YouTube )

小出選手の最初のポジションが少し低かったかな。
相手の37番のポジションも気になるだろうけど、相手の8番がボールを保持している時点で、もう少し高い位置にポジションを取っていたかった。
福岡はアーリークロスから1トップ目掛けての攻撃が多い…攻撃面では、そこで勝ち点を積み重ねてきている印象…ということは、サイドに良質なクロスを上げられる選手がいる、置いている。
やっぱり、そこにはプレスに行かなきゃでしょ。
失点シーンも、フリーな状態でピンポイントのクロス。
PKの位置からサイドネットへヘディングゴール…三竿選手がついてるし、コンタクトをしようとアタックしたところを右腕でガードし弾き飛ばしてゴール。
良いフィジカルしてる。
ただ正直、あの位置からのクロスに毎回プレッシャーにいくのは結構難しいし、あそこからのクロスで点になるのも難しい。
さらに、1トップに対して2枚のDFで枚数は足りている。
一本でやられたな、といった印象。

相手の攻撃においてのストロングはどこで、どこを押さえれば良いのか…福岡のクロスの出どころが第一で、次点に1トップ…そして、そこでやられたという悲しさたるや…。

福岡の割り切り

サッカーだけ切り取れば、正直、魅力的なサッカーでは無いが、相手あってのサッカーであることの理解と自分たちのストロングとウィークポイントを把握し、割り切ったプレーとダイナミックなプレーが出来る真面目なチームといった印象。
福岡のビルドアップは、さほどだけど…別に深い位置までボールを運ぶことに関しては、得点シーンから必要ではない福岡。
これこそサッカーの奥深さだなー。

アグレッシブな一面もあり、この試合は、人にガンガン食いつくような結構リスクのある守備もやっていた。
後半は、リードもしているし、体力面でのマネジメント、「前半、大したピンチも無かったし、大分のこの感じの攻撃ならブロックを作っても守りきれそうだな」といった感じだろうか。
ボールを持てない状況でもストレスを感じることないチームの割り切り。

本当に勝ち点50は立派な成績。
今後、タイトルや上位を目指すなら主導権を握っていく戦いを目指していくのだろう…ね。

家本主審、お疲れ様でした

今シーズンで審判を引退される家本さん…長い間お疲れ様でした。
色々話題のあった審判であったが、最近評判を上げてきていた印象。
個人的にはあまりタイプではない審判だったが、ルヴァンカップのレフェリングは素晴らしかった。
この試合、野村選手と福岡の39番のやり合いのシーンで、その前からお互いにやり合っていたのをしっかり把握していた家本さんは、野村選手のファウルのところで、どちらかが悪いとするのではなく、カード出すことなくしっかりと両者の仲裁をした。
また、少々のコンタクトは流し、試合の流れを止めずに試合を進行。
井上選手が倒されたところは、大分寄りの私なのでイエロー出して欲しかったが、「少々のコンタクトで倒れるな!あれくらいでイエローだと思うな!むしろ、倒れるな!」とメッセージを感じるレフェリングで「日本が世界で戦うためにはこれが必要だぞ!」みたいなもの感じ、学んだ。
そんなつもりが本人にあったかは分からないが…ありがとうございました。

次節へ

ダービーというアツい試合、残留に大事な試合を落とした。
残留争いの他のチームが足踏みしてくれ、大ダメージは免れたが、大分は得失点差でおそらくシーズン終了まで優位に立つことはないので、ここで勝ち点取れなかったのは非常に厳しい。
とりあえず、戦術とか技術とかが大きく変化することはない。
その前に次節へメンタルを高いところで保てるか大事でこれが全てと言っても良いと思う。

次節は勝利に期待!!

奇跡の残留計画

残り4試合…残留までとりあえず40を目指す。
現在(34節終了時)、勝ち点28…40まで12ポイント…何とか稼ぐ!!

  1. 広島(AWAY) → +1 → 0
  2. 湘南(HOME) → 必勝 +3+3
  3. 鳥栖(AWAY) → +1 or 0 → +1
  4. 名古屋(AWAY) → +1 or 0 → 0
  5. セレッソ大阪(HOME) → +3 or +1+3
  6. ベガルタ仙台(HOME) → 必勝 +3+3 7. 徳島ヴォルティス(AWAY) → 必勝 +3 → +1
  7. アビスパ福岡(AWAY) → 必勝 +3 → 0
  8. G大阪(HOME) → 必勝 +3
  9. 鹿島アントラーズ(AWAY) → 必勝 +3
  10. 横浜FC(HOME) → 必勝 +3
  11. 柏レイソル(AWAY) → 必勝 +3

40pt獲得には残りの4戦で全勝しなければいけない。
残留は、得失点差のこともあり、超厳しい。
だが、今節で他のチームも足踏みしてくれたので40まで行かなくても良いかもしれない…と、期待。
下を見ても意味ないので、2つの残留の席を湘南、清水、徳島、大分の4チームで争う。
最悪3勝1分の38ptで何とかなりませんかね…上2つが2勝したら終わりだが…。

NICEポイント(Nポイント)

1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。

  • 1N…9分、エンリケ、ナイスカットからナイスパス
  • 1N…30分、小出ナイスラン
  • 1N…45分、野村、ナイストラップからナイスターン
  • 1N…17分、下田、伊佐へナイスパス
  • 1N…46分、下田、野村へナイスパス
  • 1N…46分、野村、井上、ナイス崩し
  • 1N…50分、野村、井上へナイスパス
  • 1N…52分、高木、羽田へナイスパス
  • 1N…71分、下田、渡邉へナイスパス
  • 1N…72分、野村、井上へナイスボール
  • 1N…75分、呉屋ナイスラン
  • 1N…89分、エンリケ、ナイスディフェンス

f:id:blue_rose_man:20211106013535p:plain

おもしろ・印象的ポイント

* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。

  • なし

順位表

f:id:blue_rose_man:20211106013514p:plain(引用元: Jリーグ - J1順位表 - スポーツナビ )

最後に一言

背水中の背水だーー!!!!

では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!

第33節 VS 徳島ヴォルティス - AWAY -

メンバー

f:id:blue_rose_man:20211028184554p:plain

試合結果

大分トリニータ 1 - 1 徳島ヴォルティス
得点: [大分] 80分 町田 [徳島] 70分 宮代

今日のMVP

  • ペレイラ
    後半、得点が必要な場面でシステムを4-4-2とし、CBの一角として活躍。
    SBは攻撃に重きを置き、「もう2人でどうにか守って!」と、ほぼ2CBで徳島の攻撃を防ぐ場面も多々。
    それを難なくこなしてしまうエンリケ選手とペレイラ選手のブラジルコンビは助っ人感ハンパないという感じで頼りになった。
    素晴らしいクリアも何度かあり、ペレイラ選手から相手のディフェンスラインと中盤の間で受けようとする町田選手へ素晴らしい縦パスも2本ほど通し、同点弾に守備からビルドアップから貢献した。
    ペレイラ選手は、勇気を持って縦パスを通せる選手のようだ。

試合の感想

前半

かなり風が強くて、風上に立った前半に得点欲しかった。
大分のプレスを見る感じ、前から積極的にいく感じはなく、プレスを剥がされるリスクを考えバランスを大事にし、0-0でOK、あわよくば1点取れたら良いよねといった前半だった。
徳島は、攻撃時にボランチの一枚が一個前に上がり、4バックの前に1ボランチ。 右サイドの11番は少し内側にポジションを取り、左サイドの24番はサイドに張っていた。
前の方に人数をかける徳島のポジションに大分のボランチ、WBを止められ、後ろに若干重たくなったのかな。
風上の前半、もう少しFW、シャドーが背後を狙うプレーが欲しかった。
とりあえず、アバウトでも背後を狙って相手押し込んで、そこから相手のペナ内やペナ付近でボールがある状態を作るのも見たかった。
42分に一本あったが、町田選手が相手のSBを押し込んだり、引き出したりし、その空いたスペースに伊佐選手が走りこみ、下田選手がそこにパスを出した。
また、相手の4番が結構守備で不安定に見えたので、右側に町田選手を持ってきても面白かったかも。
早い段階で相手のディフェンスラインにイエローカードが複数枚出たので、そこからのトラブルを期待したが…起こらず…。

後半

風下に立ち、徳島のパワーも増したが、こちらも攻撃にパワーを出した後半。
60分ごろに野村選手など攻撃的な選手を投入し、得点を取りにいく合図。
失点する70分まで0-0でおそらく最低限のプラン通りの展開。
セットプレーでの失点は悔しいシーンであったが、失点後に長沢選手、ペレイラ選手を投入し、5バックの1枚を削り、4-4-2とし、前線に長沢選手を置き、サイドからクロスで長沢選手頼みます…といった感じ。
守備では、チーム全体が点を取るためにリスクを犯しているので、ほぼ後ろはエンリケ選手とペレイラ選手の2CBの2枚で守る場面が多々…しかし、それをやってのけたブラジルコンビはさすがです。 80分に町田選手のゴールで同点に追いついたが…ここで追いついたことがシーズン終了まで戦い抜くメンタリティと力があるということを表現したと思う。 得点後は、とりあえずは勝ち点1でもOKといった試合運びで試合終了。

得点シーン

f:id:blue_rose_man:20211028191235g:plain(引用元: 【 ハイライト 】2021明治安田生命J1リーグ第33節 徳島ヴォルティス VS. 大分トリニータ /トリニータチャンネル Trinita Channel【公式】 - YouTube )


三竿選手が野村選手に縦パス→野村選手が相手SBを食いつかせ、3人目の動きで良いサポートに入った下田選手へナイス落とし→フリーの下田選手は相手のGKとDFの間に長沢選手めがけて最高に意図あるクロス→こぼれ球を長沢選手がシュートするがブロックにあう→そのこぼれ球を町田選手がシュートし、ゴール。

下田選手のナイスサポートと最高のクロス、町田選手の上手くコントロールされたシュートはナイスだが…長沢選手はあんな感じでゴール前で自分のところでボールがこぼれてきてシュートを外すシーンを何回か見たが、ちょっと決めて欲しい。

大分の守備

中央をしめつつ、特に前半は、積極的に前線からプレスをかけることはしなかった。
相手の2CBに対しては積極的にプレスをかけることはせずに、徳島の8番の1ボランチに対して伊佐選手が睨みを効かしてケアをしつつ、シャドーの町田選手、渡邉選手が相手の中央のパスコースを切りつつの立ち位置で、SBを見る。
f:id:blue_rose_man:20211028191630g:plain
f:id:blue_rose_man:20211028191730g:plain

だが、ハメるチャンスの時は相手CBにシャドーがプレスをかけ、後ろからWBが相手のSBにプレスをかけハメに行ったシーンもあった。
このCBに対してプレスをかけるシーンが積極的に出たのは、後半60分ごろに野村選手、呉屋選手、井上選手を投入してからは顕著だった。
f:id:blue_rose_man:20211028191758g:plain

徳島のファーストプレスの波をかわせば…。そして、徳島の切替の速さとハードワークで事は簡単にならなかった。

f:id:blue_rose_man:20211028192818g:plain
大分の3バックに対して、基本9番がCBにプレスやパスコースを切りつつ、その動きによって、19番が羽田選手、下田選手のどちらかを睨んだり、大分のCB同士のパス交換や高木選手へのバックパスの時には思いっきりよく飛び出し、9番とCBやGKにプレスをかける。
そして、11番と24番は基本的に大分のシャドーへのパスコースを気にしつつ、WBを見ながら、徳島のFW陣のプレスによって、三竿選手と刀根選手に対してプレスをかけハメに行った。
また、ボランチの8番と13番は横並びというよりは、縦の関係になり、大分のボランチにプレスをかけに行った(基本的に13番が羽田選手に食いつきに行くシーンが多かった)。
しかし、大分のシャドーの選手が徳島のディフェンスラインとボランチの間にポジションをとるので、そこをケアするポジションを取らざるおえないので、大分のボランチと相手のボランチの間には、結構距離感が生まれ、徳島のFWとSHが前からハメに行くときに、連動して徳島のボランチが大分のボランチまでプレスに行く時に中途半端なプレスになり、大分のボランチのところをハメることが難しくなり、大分は下田選手、羽田選手のコンビでプレスをかわすシーンがあった。
逆に、大分としては、前から徳島がプレスに来た時は、ボランチにタイトにプレスに来ていないので、最初のFWとSHのファーストプレスの波を剥がすことが出来れば苦しいことはなかった。
とはいえ、大分が剥がした後や、ボール奪取して攻めに転じた時に徳島の守備への切り替え速さ、ハードワークしていたので、プレスをかわせば簡単にいくという感じでは無かった。

あれこれ

勝って勝ち点を縮めたかった。
が、最低限の勝ち点1で望みは繋いだ。
しかし、他のチームと比べ得失点差で大分は不利。
勝ち点並んで得失点差でどうこうという道はないので、勝ち点を積み上げたかった。

また、試合を通してシャドーは中盤の深い位置まで戻ることなく、相手のボランチとディフェンスラインの中間でポジショニングし、嫌な立ち位置をとった。 だからこそ、FW、シャドーはもっと背後を狙いたかった。
相手の4番が結構守備で不安定に見えたので、右側に町田選手を持ってきても面白かったかも。
この試合もタイムアップまでハードワークしナイスゲームだった。

次節へ

次節は福岡。
お互いの順位による目標の観点から、試合へのモチベーションのことを考えると大分の方があるに決まっているが、これはダービーで前回の対戦で福岡は負けているので福岡側も試合にかけるモチベーションはそれなりにあるはず。
ダービーに負けるはずがないので勝ち点3はいただきます!!!

次節は勝利に期待!!

奇跡の残留計画

残り5試合…残留までとりあえず40を目指す。
現在(33節終了時)、勝ち点28…40まで12ポイント…何とか稼ぐ!!

  1. 広島(AWAY) → +1 → 0
  2. 湘南(HOME) → 必勝 +3+3
  3. 鳥栖(AWAY) → +1 or 0 → +1
  4. 名古屋(AWAY) → +1 or 0 → 0
  5. セレッソ大阪(HOME) → +3 or +1+3
  6. ベガルタ仙台(HOME) → 必勝 +3+3
  7. 徳島ヴォルティス(AWAY) → 必勝 +3 → +1
  8. アビスパ福岡(AWAY) → 必勝 +3
  9. G大阪(HOME) → 必勝 +3
  10. 鹿島アントラーズ(AWAY) → +1 or 0
  11. 横浜FC(HOME) → 必勝 +3
  12. 柏レイソル(AWAY) → 必勝 +3

残りの5戦で4勝をしなければいけない。
鹿島とのアウェイ戦は置いておいて…他を全て勝つ!!!

NICEポイント(Nポイント)

1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。

  • 1N…9分、エンリケ、伊佐へナイスボール
  • 1N…9分、伊佐、ナイス落とし
  • 1N…16分、伊佐ナイスキープ
  • 1N…42分、下田ナイス運びのドリブル
  • 1N…44分、刀根ナイスブロック
  • 1N…46分、町田、羽田へナイスパス
  • 2N…49分、高木ナイスセーブ
  • 1N…55分、エンリケ、ナイスキープ
  • 1N…62分、野村、羽田へ柔らかい落とし
  • 1N…72分、ペレイラ、町田へナイスボール
  • 1N…75分、羽田、野村へナイスボール
  • 1N…76分、ペレイラ、町田へナイスボール
  • 1N…77分、下田、野村へナイスボール
  • 1N…79分、下田、長沢へ意図あるナイスクロス
  • 2N…83分、野村ナイストラップ
  • 1N…84分、ペレイラ、ナイスクリア
  • 1N…86分、ペレイラ、ナイスクリア
  • 1N…89分、町田ナイスパスアンドゴー
  • 1N…89分、長沢ナイスディフェンス
  • 1N…89分、野村ナイスディフェンス
  • 2N…95分、下田、町田へナイスパス

f:id:blue_rose_man:20211028184627p:plain

おもしろ・印象的ポイント

* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。

  • なし

順位表

f:id:blue_rose_man:20211028184737p:plain(引用元: Jリーグ - J1順位表 - スポーツナビ )

最後に一言

残留争いヒリヒリするねー!
勝ち残って見せましょう!!

では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!