サッカー小僧の蹴りっぱなしBLOG

主にトリニータについて書きます。

第14節 VS サガン鳥栖 - HOME -

メンバー

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試合結果

大分トリニータ 1 - 1 サガン鳥栖
得点: [大分] 82分 長沢 [鳥栖] 11分 山下

今日のMVP

下田北斗

小さな巨人
まるでモドリッチのようで、この日ピッチにいる22人のプレイヤーの中で明らかにベストだった。
ボールを受けることを怖がらないし、相手が前からプレスに来ても下田が気の利いたところに顔を出して、局面を簡単にしてくれた。
攻守全てにおいて大活躍。

試合の感想

試合を通して下田を中心にボールを動かし、相手の中盤の底の両脇のスペースで町田と渡邉がボールを受けることができ、上手く主体的に試合を進めた。
ボールを取られた後のリアクションを良く、相手にボールを握られる時間が少なかった。
90分を通してみたら大分の方が試合を有利に進めていた印象だが、最終スタッツを見るとボール支配率は61:39と圧倒しているにも関わらず、シュート数は12:12となっている。
この支配率で12本の被シュートは多い…見た目以上に試合は支配できていない。
鳥栖としても今季のスタイルと好調ぶりから、もう少しボールを握りたかったはずだが、ボールを持てない中でしっかりとシュートに持ち込んだ。
ボールを奪ってからゴールに迫る早さと迫力は脅威だった。
どちらのチームが優勢とは言えないゲームで、どちらも好機を作り出したゲームだった。

大分の失点シーンでは、相手のパスミスが流れてきたところに林が反応して、そこに坂がインターセプトを狙いに行ったが、うまく体を入れられ潰れて、ゴール方向に流れたボールは山下の元へ…。
最初、マークは坂が山下、林に三竿となっていて、プレーの流れで林に坂が食いついた。
この時小出には、予測と危機管理として山下の方へ数歩、中にステップ踏んで、上手くスライドして絞って欲しかった。
流れが悪くなかっただけに、簡単に失点してしまって非常に残念。

大分は、試合を通して相手の44番の中盤での上下の動きも羽田と町田でよく連携して捕まえることができていたし、41番のケアもFWと中盤でマネジメントが上手くできていて、鳥栖にボールを握らせなかった。
その中で、思った以上にボールを持てて、回せて、回収出来ている分、綺麗に崩してゴールを奪うような意識というか、それが出来る、したくなるような雰囲気になって、特に前半は打てる時にシュート打っちゃうみたいな大胆さに欠ける展開となった。
というか、毎試合全然シュート打たないチームか…「とりあえずシュート打て」とか、闇雲にシュートを打てばいいって物じゃないが、シュートの意識が低いと打つべき時に打たない選択・シュートという発想が浮かばないという現象は起こる。
目的はゴールであり、その前にはシュートがある。
シュート打たないところは本当に想像以上に深刻な問題。

また、多くの選手が自分の特徴を多く出せていた印象。
松本、高い位置を取り、良さが出ていた。
この日、久しぶりに先発した渡邉新太も相手に囲まれてもしっかりキープしてマイボールにしてくれた。
坂が積極的に大きな展開を狙っている。坂の得意なことをやるのも大事だし、通らなくても、それを見せておくことで相手も警戒し、プレスをかけづらくなるorディフェンスライン下げることができる。
同点ゴールの長沢の美しいヘディング。本当にあのようなプレーが得意なんだなと感じるアートのような美しいゴールだった。素晴らしいストロングを持っている。
あと、下田、町田、渡邉の頑張りには脱帽…よく走り、ファイトした。
しかし、大分のCKの流れから切り替えの遅さと止めるべく時に止められず、失点してもおかしくない鳥栖のカウンターを受ける場面もあり、その辺りの改善の余地は多くある

そして、PK…。
全て結果論で決めていれば何も問題ないく、不満もないのだが…。
連続でPKを外し、この試合でのPKの意味などを考えると…「PKは運」「外すのは仕方がない」…とはさすがに言えない。
PKの失敗はあることだし、責められるわけではないが、そんなことは最善の準備が出来ていての話。
選手、チーム、サポーターの3面から考えてみた。

まず、このPKは…
3-0で勝ってる時のPKとはわけが違い、勝ち越しのPK。
ダービーに勝つPK。
現在のチーム状況を助けるPK。
とにかく、普通のPKではなく大きな意味を持つ重要すぎるPK。

  • 選手
    キッカーは、メンタル、技術の準備が出来ているのか。
    まず、PKは圧倒的にキッカー有利である。
    その中で相手は、言葉、動きなどで様々なプレッシャーを掛けてくる。
    成功の確率を上げる為に、ボール置いて何歩下がるのかなどのルーティン、目線でのフェイント、軸足の向きを少しでも蹴る方と違う方にする、笛が鳴ってから蹴るまでの時間…など様々な準備が出来ていたのか?
    気持ちを作れていたのか?
    試合に入ったファーストプレーでPKを取ったその勢いでキッカーに名乗り出た、冷静な行動ではないと言える。
    そこを冷静に見極め強く諭すベテラン、チームリーダーの行動が欲しかった(藤本自身、蹴る気満々で、長沢、渡邉などが起こしたそのような行動を断っていたように見えたが)。
    様々な準備・整理が出来ていない中蹴ったPKは、VARでの検証時間、笛がなってから蹴るまで少し早い印象があり、外すときにありがちな嫌なものとなっていた。
    結果、外れたし、コースも最もGKがセーブしやすい場所に蹴った。

  • チーム
    まず、チームはファンの方に満足してもらう結果・パフォーマンス・体験・心を揺さぶる何か…などを提供するというのが1番の役割。
    その中で、選手がどうサッカーを楽しみ、選手を成長させ、選手の価値を高めていくみたいなものになってくるとは思うが、今回のPKは結果論だがチーム、コーチ陣のミス。
    伊佐のPK失敗を何も生かせてない…と言われても当然。
    サッカーにおいて1点の大きさ、さらに今のチームにおいての1点の大きさを考えたらPKって凄い重要。
    コーナーはキックの上手い下田が蹴るって決めるのなら、PKもPKが上手い選手に蹴らせなきゃ。
    また、キッカー決めてたら、こぼれを狙う選手も飛び込むタイミングを取りやすいはず。
    1番得点の確率のあるセットプレーがPK…そこの準備をしっかりするのも試合に向けての準備じゃないのか?
    …今回は、チーム、コーチ陣のミス。
    本当にもったいない。

    一方、PKのキッカーは選手に任せてあるについて、このやり方は理解できる。
    サッカーをやるのは監督じゃなくて、実際にピッチにいる選手で、その選手たちを信頼し、自主性、主体性を持たせることでの成長、サッカーを楽しむことが出来るといった思いと狙いのコーチ陣の判断に今回は応えることが出来なかった選手…といった構図だろうか。

    今後は事前にキッカーは決めておくみたいだ…これが今の最善手だと思う。

  • サポーター・ファン
    これも結果論だが、チームで1番PK上手い選手が蹴って外す…メッシがPK外す、ロナウドがPK外すみたいに、チームのベストが外すと「あいつが外すなら仕方ないよね」となるが、そうじゃなくPKの度にキッカーが変わるようで、かつ失敗するようでは「何であいつが蹴ったの?」ってなるし、外したときに全然納得出来ないし、「蹴る気満々で立候補したなら決めろよ!」「キッカー決めろよ!」と叫ぶのも当然。
    それと同時に、外した選手を非難するだけではなく、仲間なので今後の飛躍にもしっかりと期待とサポートをしなければならない。

次節の勝利に期待!!

NICEポイント(Nポイント)

1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。

  • 1N…5分、羽田ナイスサイドチェンジ
  • 1N…10分、ポープ、ナイス飛び出し
  • 1N…22分、松本、町田との連携でワンツーを狙う
  • 1N…25分、下田、渡邉へナイスボール
  • 1N…38分、小出、町田へナイスボール
  • 1N…38分、坂、渡邉へナイスボール
  • 1N…42分、ポープ、町田へナイスボール
  • 1N…54分、下田ナイスシュートブロック
  • 1N…56分、松本、連続したナイスプレス
  • 2N…81分、長沢ナイスゴール

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おもしろ・印象的ポイント

* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。

  • なし

順位表

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最後に一言

毎試合重要だけど、次節は落とせない!!!
では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!