第32節 VS ベガルタ仙台 - HOME -
メンバー
試合結果
大分トリニータ 2 - 0 ベガルタ仙台
得点: [大分] 50、60分 渡邉 [仙台]
今日のMVP
- 下田 北斗
この日も攻守に大活躍の大分のモドリッチ。
タイムアップまで守備をサボらず、スペースに突っ掛けるドリブル、縦パス、サイドチェンジ、先制点の起点となる背後へのパス、セカンドボールをしっかりとマイボールにする落ち着きとスキルの高さ。
最終ライン、シャドーへのサポート、よくボールを受け、試合を構築してくれた。
素晴らしいプレイヤー。
試合の感想
大分の攻撃
この大事な試合に勝ったことで次の徳島戦をさらに大事な試合にすることが出来た。
点をとってからも攻めにいったのがとても良かった。
今まで得点後、変に攻撃を受けちゃってそこから流れを挽回できずに負ける、引き分けるといった試合を何度も見た。
とても良いメンタリティだった。
ファン、サポーターを楽しませてくれる勝利になった。
大分は、WBが幅を取り、サイドで数的優位、同数を作り、サイドから攻撃のチャンスを創出。
ピッチの幅を上手く使えた。
大分のシャドーの選手のポジショニングが絶妙で、相手のSBを引きつけ、上手くWBをフリーにさせ、サイドでは数的優位に…特に町田選手のポジショニングは非常に上手く、相手のボランチとSBの間にポジションをとり、いやらしい働きをした。
相手を押し込んでからのサイドチェンジも有効に使い、CBの攻撃参加もあり、両サイドの攻防は圧倒。
左右CB、両WBの攻守に渡る貢献、運動量…半端なかった。
ある程度、主体的にゲームを進めていたので選手は動かされるより動けるものだが、にしても、試合終了まで全選手素晴らしいハードワークだった。
また、前半から比較的左サイドから崩せる感じがあったので、前半途中から町田選手と渡邉選手のポジションをチェンジした。
町田選手を左に持っていき、左サイドで崩し、右でしてめるようなイメージを持った布陣にしたのだろうか。
しかし、前半はボールをかなり保持できて、相手を押し込んでいた分、アタッキングサードのところで、丁寧に綺麗に崩そうとする感がどうしても出てしまい、もう少し大胆にシンプルにといった部分が欲しかったところ。
先制点の場面は、シンプルに背後をつき得点。
(引用元:【 ハイライト 】2021明治安田生命J1リーグ第32節 大分トリニータ VS. ベガルタ仙台 / トリニータチャンネル Trinita Channel【公式】 - YouTube)
こういうシーンを見ると「やっぱり背後だよなー」と思う。
ナイスゴールです。
相手が一番嫌なこと、試合で一番大きなスペースがある、ゴールに直結する攻撃…それが、相手のディフェンスラインの背後。
だからこそ、そこを狙うのは簡単ではないが、背後を見せると手前が空いてくるし、背後をドンドン相手に見せていきたい。
仙台の攻撃、大分の守備
対する仙台は、しっかりとブロックを作って、奪ってから前線の2トップを生かしてカウンターといったところだったと思う。
大分は自陣でボールをロストした時はピンチになるシーンはあったが、そこはエンリケ選手の個の部分で相手のチャンスをもぎ取った。
大分は、大半の時間を相手陣内でプレーし、ボールロストする位置は相手陣地の深い位置で、その位置からではカウンターはさほど脅威ではない。
大分の選手も密集しているので、取られた後のトランジションの強度の高さでボールを奪い返すシーンや、セカンドボールの回収でかなり優位に立ち、仙台に思うようなプレーをさせなかった。
前線が伊佐選手を中心に守備スイッチを入れ、前からプレスをかける。
仙台は、アバウトなボールを蹴らざるおえない。
そのハイボールをエンリケ選手、羽田選手が跳ね返りてくれたのも大きかった。
素晴らしい流れだった。
終了間際、仙台が得点を目指しに前がかりになった時の大分の守備は感動的なものがあった。
守備ラインを下げ過ぎずにパワープレーにも対抗。
全ての選手のタイムアップまでのハードワークに心を打たれた。
40分の守備のシーン
(引用元: 【 ハイライト 】2021明治安田生命J1リーグ第32節 大分トリニータ VS. ベガルタ仙台 / トリニータチャンネル Trinita Channel【公式】 - YouTube )
松本選手が怪我をしてしまったけど、すごい守備だった。
伊佐選手がこの前に何回も前線でプレスをかけてくれ、守備スイッチを入れて、前線からの守備。
後ろも美しく連動し、前向きな守備で最後松本選手がアクシデントでカットできなかったが、カットできていたら、その勢いのままビッグチャンスになっていた可能性があったと思う。
小出選手のカバーが渋いんだよなー。
伊佐選手の守備
しかし、伊佐選手は本当に守備が上手い…というより、守備に迫力があるので、上手いという表現の一個上…「凄い」。
試合を通して1人だけ違う競技をしているのでは?といった、守備時のチェイシングの速さと量と質。
パスコースを切りながらプレス、プレスをかける判断の速さと良さ、おもいっきりの良さ…チームの守備にスイッチを入れる。
そして、伊佐選手の2度追い、3度追い、ボールを失った後にすぐにプレスにいけるトランジションの速さは、もはや才能で芸術。
その守備が前からいく守備のスイッチとなり、これが仙台を押し込めた要因の1つだと思う。
仙台からすると、最終ラインが自陣でボールを保持し、相手の大分のほとんどの選手は大分陣内にいるにも関わらず、伊佐選手の守備能力で簡単マイボールの状態に出来なかった。
伊佐選手のあのハードワークを見せられると、外せない選手。
あんなにダッシュを繰り返していたので、前半の松本選手の負傷交代が脳裏に残っており、後半に太ももがはち切れるのではないかと心配になったくらい100%を出し切ったスプリントでチームの勝利に貢献してくれた。
エンリケ選手の話
27分のピンチを個人能力で解決してしまうエンリケ選手の守備は毎試合かなりチームの助けになっている。
この試合の相手がボールを前線に放り込んできたラスト5分…ロングボールを幾度も跳ね返すエンリケタイム。
頼りになります!!
渡邉選手の話
ここ数試合ずっと攻守に素晴らしい働きをしていた男に、やっとサッカーの神様が微笑んだ。
開幕戦とこの仙台戦…2戦とも非常に重要な試合でゴールを決めた。
特に1点目は、簡単なゴールに見えるが、まずあそこにいることが大事。
ナイスゴール!!
羽田選手の最近の成長
少し前から書いていたが、ここ数試合、羽田選手の成長がピッチで表現されていて、成長を見るのが楽しみな選手。
この試合も、特に中盤の空中戦で自分の特徴を発揮してくれてチームを助けた。
また、数本ダイレクトで良いタイミングで縦パスを入れたり、相手を引きつけてから他の選手にパスを出したりとプレス回避もしてくれた。
仙台のプレッシャーがそこまで強度がなかったのも関係あるが、プレーに余裕と自信があった。
あれこれ
交代で入った野村選手の全力でのハードワークは心を打たれた。
高い技術があり、ハードワークとチームプレーができる良いプレイヤー。
三竿選手の攻撃時に深い位置までランニングできる勇気は素晴らしい。
CBが敵陣深い位置まで行けてる時は、非常に良いトリニータを見せていると考えていい1つの指標となる。
呉屋選手は、攻撃は置いておいて、途中出場でのあの守備の強度の低さが本当に気になる。
呉屋選手では守備のスイッチを入れられない。
球際の執着心、守備スキルの向上をもっと期待したい。
次節へ
連勝して残留への希望が見えてきたが、まだ何も勝ち取っていない。
徳島はボールを大事にするチーム。
変に攻撃を受けに回らずに守備ができることを願う。
良い守備が出来れば必ず勝てる。
これから6試合、以下のようなメンタルで試合を楽しみたい。
世界最高の監督の1人と思っているアトレチコマドリードのボス、シメオネの言葉を借りると…「partido a partido」…試合から試合へ、一戦一戦。
他のチームの状況が気になる、この試合で全てが決まるという試合が続く中、先を見ずに試合から試合への精神で試合を楽しみたい。
そして、この動画を見て気持ちを昂らせる!!!
次節も勝利に期待!!
奇跡の残留計画
連勝!!!
残り6試合…残留までとりあえず40を目指す。
現在(32節終了時)、勝ち点27…40まで13ポイント…何とか稼ぐ!!
広島(AWAY) → +1→ 0湘南(HOME) → 必勝 +3→ +3鳥栖(AWAY) → +1 or 0→ +1名古屋(AWAY) → +1 or 0→ 0セレッソ大阪(HOME) → +3 or +1→ +3ベガルタ仙台(HOME) → 必勝 +3→ +3- 徳島ヴォルティス(AWAY) → 必勝 +3
- アビスパ福岡(AWAY) → +3 or +1
- G大阪(HOME) → +3 or +1
- 鹿島アントラーズ(AWAY) → +1 or 0
- 横浜FC(HOME) → 必勝 +3
- 柏レイソル(AWAY) → 必勝 +3
残留争いのチームには全て勝つ。
もうこれ必須!
そして、残りの3試合で4ポイント以上獲得したい。
3試合のどこかで…1勝1分1敗…アビスパ福岡かガンバ大阪のところで…アビスパを叩こうか!
ホームで対戦した時に嫌な印象は無かったし。
6戦で4勝1分1敗…行くぞ!!
NICEポイント(Nポイント)
1N: 好きなプレー、良いプレー
2N: 凄いプレー
3N: 超凄いプレー
* 全て私の独断と偏見で決めております。お許しを。これらの方法は、尊敬しているお笑い芸人ペナルティのワッキーさんのGOODポイントを参考にしております。
- 1N…3分、エンリケ、松本にナイスボール
- 1N…3分、下田、松本へナイスサイドチェンジ
- 1N…11分、羽田、香川へナイスダイレクトパス
- 1N…14分、下田、松本へナイスサイドチェンジ
- 1N…21分、下田、町田へナイスボール
- 1N…21分、町田、ボールをさらして松本へナイスパス
- 1N…21分、羽田、町田へナイスパス
- 1N…27分、エンリケ、ピンチを個人で解決してしまう能力
- 1N…28分、高木、渡邉へナイスボール
- 1N…31分、三竿、渡邉へナイスボール
- 1N…31分、渡邉、良い位置でボールを受けた
- 1N…32分、三竿、伊佐へナイスボール
- 1N…34分、下田、町田へナイスボール
- 1N…43分、羽田、ナイスカバー
- 1N…47分、三竿ナイスブロック
- 1N…53分、町田、クールなヒールキック
- 1N…53分、下田、町田への素早いサポートと逆サイドの渡邉がよく見えた
- 1N…62分、伊佐ナイスディフェンス
- 2N…72分、伊佐、ナイスディフェンス
- 1N…75分、町田ナイストラップ
- 1N…77分、高木ナイス飛び出し
- 1N…82分、三竿、この時間帯でよくゴール前まで上がった
- 1N…90分、下田ナイスディフェンス
- 1N…91分、刀根、呉屋へナイスボール
- 1N…91分、下田ナイスディフェンス
- 1N…92分、エンリケ、2回ヘディングで跳ね返す、エンリケタイム
- 1N…93分、香川、優しそうだけどスローインのボールを取り合う戦う姿勢
- 1N…95分、小出ナイスディフェンス
おもしろ・印象的ポイント
* 面白かった・印象的な場面を紹介します。こちらもワッキーさんの方法を参考に...というか真似です。
- なし
順位表
(引用元: Jリーグ - J1順位表 - スポーツナビ )
最後に一言
仙台、監督交代ありそう…この試合しか見てないからなんとも言えないけど、もうそれしか無さそう。
NEXT!!!!徳島戦、必勝!!!!
では...全てのフットボールファンへ...GOOD LUCK!!