メンバー

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試合結果

大分トリニータ 1 - 0 川崎フロンターレ
得点: [大分] 36分野村 [川崎]

【DAZNハイライト】大分トリニータ vs 川崎フロンターレ 2020明治安田生命J1リーグ第28節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【公式】

今日のMVP

野村直輝

ピッチ上の王様！！
前節同様に、常に危険な位置でボールを受け、相手の嫌なことをし、多くのチャンスを演出した「チャンスクリエイトマシーン」。
ボールを持て、ロストしない、時間を作れる…素晴らしい。
この日は、点を取り、タイムアップまでよく走り、よく戦い、タフガイであることも証明した。
さらに、野村のおかげでセットプレーにも期待が持てるようになった。

試合の感想

川崎は勝てば優勝というこの試合…大分のミッションは「優勝阻止」。
人の庭で胴上げはさせない！！

休養十分な大分は、立ち上がりから伊佐を中心に前から勢いのあるプレスをかける。
守備時は、野村・伊佐が2トップ気味で相手2CBにプレスをかけ、町田が右サイド、田中が左サイドに位置し、相手のSBにプレス、ボランチの島川or長谷川も高い位置をとりプレスをかけるような感じで川崎をハメにいく。
相手の中盤の底に落ちた選手にも良いタイミングと迫力でプレスにいき、高い位置でボールを奪えていた。
島川の潰し屋ぶりが様になってきた。
いつも通り、伊佐のディフェンスのやり方はかなり上手く、にらみも効いている。

中でも、18分の連動した守備からのショートカウンターは最高だった。
伊佐が相手左CBにプレスをかけ守備スイッチを入れる→野村が連動して右CBにボランチへのパスコースを切りながらプレス→連動して田中が右SBにプレス→サポートに行った相手ボランチに島川がプレス→相手ボールホルダーの右SBと右CBのパスコースを切りながら野村が田中と相手右SBをサンドする→伊佐は右SBからボランチにボールが出た場合を気にしつつ、両CBのパスも気にする立ち位置と雰囲気作り。
この連動した素晴らしい守備からボール奪取し、逆サイドから上がってきた町田に1本のパスでショートカウンター。
最高のチームプレーでした。

攻撃面は、2シャドーが川崎のボランチの脇のスペースを狙い、受けた時にちゃんとしたスピードアップできて攻撃を仕掛けることが出来ていた。
また、町田が相手SBを上手く引きつけるので、小出がポジティブな姿勢でプレーできるシーンがあった。
小出の上がり過ぎない微妙な立ち位置もそうさせた。
この日の小出は素晴らしかっただけに…ケガが心配。
田中は、高い位置を取り、相手SBを引きつけ、野村をフリーにさせる。
ドリブル、カットインは相手の驚異で、左足の精度が上がってきたら…バケモノになる。

注目は、22分の攻撃。
町田が相手SBを引きつけ下りてくる→そのスペースに素晴らしいタイミング(キッカーがダイレクトで出せる)伊佐が流れる→島川がダイレクトで伊佐にパス→小出がオーバーラップしたところに伊佐が落とし、小出が右サイドを深くえぐる→小出の腰の入った良いスピードのセンタリングが町田に通る→町田から野村に「どうぞ決めてくださいパス」…が決まらなかったが、完璧な美しい崩しです！！

後半に入ると、川崎の一人少ないとは思えない戦いぶりに驚くと同時に、さすがチャンピオンチームになる集団だ…と感じた。
大分は、交代選手が刀根以外に上手く機能できなかった。
伊佐の交代から前線から良いプレスがかからず(体力的なこともあると思うが、それにしても良くなかった)、その感じのままズルズルと下がってしまい、相手の攻撃を受けた。
数的優位にもかかわらず、相手CBにプレスをかけられない…伊佐が恋しい。
高澤は、切り替えの部分での遅さ、守備スキル(コースを切りながら等)の低さなど、完璧に集中できてない感じがし、試合に入れていない感があった。
逆に、刀根は途中から入ってもほぼ毎試合にしっかり参加できる能力の高さは凄い。

とはいえ、無失点で守り切って逃げ切れるようになったのもGOOD！！
この試合、守備が良かった！！
攻撃は今まで積み重ねてきたことを出せたという感じ。
守備からアグレッシブにいき相手を飲み込んだ。
しかし、しっかり準備すると今の川崎相手にもこのような試合ができるのか…。

次節も素晴らしサッカーをし、勝利に期待！！