メンバー

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試合結果

大分トリニータ 1 - 1 FC東京
得点: [大分] 76分町田 [横浜] 28分渡邊

【DAZN ハイライト】大分トリニータ VS. FC東京 2021明治安田生命J1リーグ第4節 |トリニータチャンネル Trinita Channel【公式】

今日のMVP

坂圭祐

パスの精度、足元のスキル、機敏性、判断、ボールのない時の動き…良いシーンを作り出した。
また、身長は高くはないが、縦の向きのヘディングの競り合いも想像以上に強かった。
今後の活躍に期待。

試合の感想

試合開始前の条件として、休みの期間の違いで両チームにコンディションの差があることは少し置いといて…。

前半、立ち上がりにチャンスを作り出せたのは良かった。
相手のストロング、アダウイトンとディエゴを抑えられなかった。
ディエゴの左に流れる癖、そこでアダウイトンとコンビネーションしたりと、ほぼ抑えられなかった印象。
しかし、強烈な二人だなとつくづく…現時点の大分DFはディエゴ、アダウイトンみたいなタレントには集団でやるしかないなと…集団でも突破されたが…粘り強くですね。

セカンドボールが上手く拾えずに苦労する場面が多々あった…予測とポジショニングと距離感と強度…セカンドボールを拾うのは難しいんだけど、かなり大事で試合を有利に進められるし、今後の向上に期待したい。
また、左右のCBのパスの精度が良くなく、良い攻撃の始め方が出来なかった。
長いパスもそこを見つけられるか、そこに良い質のボールを出せるか…短い距離のパスも良い質で出せるか…ちょっと、ここの精度がキツかったかな。
羽田のパスの質はあまり良くなくて、受け手が嫌なバウンド、回転させちゃう。ちょっと気になるなー。
坂のパスは素晴らしかった。
そして、坂は縦からのヘディングの競り合い結構強くてビックリ。

この日、先発した長沢…DFラインからのロングボールに競り勝ちマイボールにすること(どんな選手も難しい)に期待より、長沢が対戦相手としていた時、嫌だったのはDFからのロングパスを収めるというより、サイドのクロスからの長沢が嫌だったはず。
サイドからのクロスこそ、長沢の怖さが出る。
前半は、サイド攻撃での厚みがほぼ皆無。
右サイドは、アダウイトンとディエゴに押し込まれてた&怖かった&右CBが羽田ってのもあり、CBの攻撃参加が難しかったが（裏を返せば右サイド押し上げて、アダウイトンに守備させてアダウイトンを下げる手もあるが、東京はそれに付き合わずに、前に残した方が吉と取りそうで、大分のデメリットの方がデカそうかな）、左サイドでもっと厚みあるサイド攻撃は出来なかったか？上夷さんは、どういうプレイヤーなのか…気になる…。
個人的に、井上にはもっと縦に運んで欲しいし(運べるシーンでも運ばない)、ボランチに出せるのにDFラインまで戻しちゃうし、攻撃の場面でイレギュラーな動きをするプレーも欲しいし、ちょっと「我を出す」プレーみてみたい。
その中で、32分の攻撃なんかは凄く良くて、右で作って、坂が左へ大きく展開。
展開しても、近くにサポートもいてスピードを保ったままサイドを攻略し、最後長沢のシュートまで持っていけた。

また、決定的なピンチと失点シーンの直前のミスはGKのミスが絡んでいる。
ピンチのシーンは、上夷のとりあえず「坂に渡しとくか」みたいな緩いパスから東京の守備のスイッチが入り、坂は高木に戻し、プレスをかけられた高木のキックを引っ掛けられ…そこからピンチに…DF、GKの曖昧なプレーから生まれた。
なぜ坂にパスを出したのか…攻撃の一手は、坂からとある程度の決め事か、彼への信頼か、坂にディエゴを食いつかせたかったのか、何となく坂に出したのか…ここは、ちょっと気になるシーンでした。
まあ、坂はパスをさばけるしね…。
失点シーンは、キャッチできたと思うけど、セーフティにパンチングして、それを拾われ2次攻撃から失点…。
ポープをみたいんだけどなー…。

後は、ダイレクトパス、特に縦へのダイレクトパスでリズムとスピードを作りたかった。
その点で22分の坂の上夷へのパスは、何気なく見えてチームに必要なプレーだった。
ボランチ同士の距離感と位置関係が良い時間帯があって、心地いいパスワークを見せてくれた。
ボランチがDFラインに吸収された状態じゃなく、中盤のゾーンでお互いのボランチ同士が縦、斜め縦にポジショニング取った時とか良かったかな。
そこからもう一つ高い位置へ、シャドーへ…とか、長沢へ…とか縦or斜め前のパスなど推進力のある展開が多く欲しかった。
53分もミスになったけど、坂→下田、下田に相手の中盤が食いついたところでダイレクトで町田or長沢にパス…このプレーは非常に良かった。
繋がればチャンスを作れたと思うし、後ろで組み立てた意味がある。
後半は、ちょくちょくDFラインから1個、2個飛ばして、遠くのシャドー、FWが見えて、そこにパスが出るシーンがあった。
下田は、大分のボランチの中で1番縦を探せるし、出せるし、通せるし、縦の意識強めで良い。
小林裕紀と下田のセット良かった。

74分の坂の動きは素晴らしくて、町田が落ちて空いたスペースにスルスルと入っていくと同時に、刀根から黒崎へのパスコースを開け、刀根はパスを黒崎へ…その後は厚みのある攻撃になった良いシーン。
得点後、福森（WB）が相手DFの背後を狙うシーンが見られた。
深い位置でボールを受けようとするのは良いし、相手を深い位置まで押し込める、さらにそれをWBが行ってるので攻撃に厚みが出る。
後半、シュートまではあまり持ち込めなかったけど、その2個前くらいまでの形は良い感じで作れてるシーンが増えて、試合毎に出来ることが増えてきた印象。
良い感じになってきつつあるかな。

勝てると思える試合じゃなかったけど、前節の横浜FC戦より割と良かった試合だった印象。
出来ることも見えてきたし…今後が楽しみになる試合だった。
が、ここで思い出すと…日程・コンディションでの有利…これを考えると勝ちが欲しかったし、正直もっとやれなきゃいけない試合だった。
そろそろ、トップランクのチームにシーズン1〜3勝するチームでありたい。
あと、毎試合思うけど…先制点取りに行こうぜ！！
そんな気迫に満ちた前半を見てみたいよ！！

次節は勝利に期待！！